1/20

若山忠毅『閾(しきい)』

¥5,500 税込

なら 手数料無料で 月々¥1,830から

この商品は送料無料です。

Tadataka Wakayama
Threshold

Book Design:木村稔将

発行:赤々舎

Size:H228mm×W300mm
Page:136 pages
上製本
Published in January 2026
ISBN: 978-486541-218-5

--------------------------

若山忠毅による写真集『閾(しきい)|Threshold』 は、2013年以降、成田空港周辺で継続的に撮影されてきた写真作品から構成されています。
そこに写し出される風景は、出来事を説明したり、特定の立場を主張したりするものではありません。むしろ、何かが起きた「あと」にもなお残り続けている場所の気配や、意味が定まらないまま佇む空間のあり方が、静かに差し出されています。

成田空港とその周辺は、激しい反対運動の歴史を内包し、長い時間をかけて姿を変えながら、いまもなお更新され続けている場所です。
本書に収められた写真は、その変化の過程を記録するというよりも、過去と現在、内と外、公と私といった境界が曖昧になる地点に立ち現れる風景を見つめています。

若山は、撮影に際して明確な結論や物語を設定することなく、空港周辺を歩き、主に飛行機の発着の方向に視線を向け、シャッターを切る行為を重ねてきました。その積み重ねによって浮かび上がってくるのは、どこかに属しているようで、同時にどこにも回収されない空間の姿です。

写真集のタイトルである「閾(しきい)」は、ある場所から別の場所へと移る際に立ち止まる境界であり、また、認識が定まる直前の不確かな領域をも示唆しています。
本書は、風景を理解するための答えを提示するのではなく、その手前に立ち、見る者それぞれの感覚や記憶を静かに呼び起こす一冊となっています。

なお巻末には、若山忠毅によるテキストとともに、松田貴子による寄稿文を収録しています。異なる視点から紡がれる言葉が、写真と緩やかに呼応しながら、本書の射程を広げています。

--------------------------

若山忠毅

1980生まれ。2011年早稲田大学芸術学校空間映像科卒業。
主な個展、2024「閾」ニコンサロン(東京)、2023「パスとエッジ」 Alt_Medium(東京)、2020「離合/集散」Kanzan Gallery (東京)など。
主なグループ展、2014「第10回写真 1_WALL」ガーディアン・ガーデン(東京)など。
TAP Gallery元メンバー。

商品をアプリでお気に入り
  • 送料・配送方法について

  • お支払い方法について

¥5,500 税込

送料無料

最近チェックした商品
    その他の商品